
私たちはすでに
植物のように踊り
祈っている存在です

もともと、私が個人的に日々の整えとして、身体に意識を向けて流れる氣のままに、身体の内側に氣を通し、日々の整えとして日常的に行っていました。あるときに、その氣の流れに沿うことが、植物が育って花開いていくような美しい動きに似ていて、私たちは実は、まるで自然のダンスそのものだと気づきました。そして私たちは植物とそっくりであることにも気づきました。
Planet Dance は惑星のダンス、という意味ですが
そもそも惑星は Plant +Net( network)が合わさった言葉だと私は直感的に理解し、この世にある自然界はネットワークとして繋がっていて、この美しい緑の地球になっている、それがこの”惑星=Planet”だ、ということからPlanet Danceと名前をつけました。
即興音楽とダンスしてみると、相互作用で何かシンクロが起きることや、場が整っていくこと、聴いてる人や見ている人も何かを感じて共振していき、必要なことしか起きないこと、回を重ねる毎に深い気づきと変化を体感することから、ワークショップとしてシェアをし始めることにしました。
野口整体で生まれ育った私は、子どもの頃から活元運動をすることが日常で、自分を整えていました。人間には自然と動く身体の要求というのがあり、それについていけば全てが完璧で整うことしかない、という摂理を自然と身体感覚で学んでいました。また、氣を通すことを”行気(ぎょうき)”と呼びますが、行気をして細やかに感じる身体を育んでいましたので、世の中の自然なことも、また不自然なことにも繊細に感じてきました。
今の世の中が自分を見失いやすい世界であり、あらゆるコントロールもある中で、自分の魂に素直に生きること、つまり”ありのままを生きる”とはどういうことか、模索している方も多いと思います。私もその世界に生きる者としてよくわかるのですが、私はこのダンスによって、自らが気づける感受性の高い身体になり、心身が繋がって心も育っていくように思います。
また、このダンスは誰にでもできるもので、もともと全ての人に備わっているものです。ただ”気づく”という作業なので、そして、正しいや間違っている、というジャッジがありません。正しくとか美しく動こうとするようなエゴも必要ありません。ただただ、身体を信頼する心地よさを味わってみていただきたいと思います。
とにかく生きている限り、身体がとても大切なキーになります。言葉で嘘をついたとしても、身体は嘘をつきません。身体で自分の本当の望みや違和感に気づいたりできるようになります。
スピリチュアルに目覚めて身体を置き去りにしてしまう人も多くいる中で、身体ワークを通して本当のニュートラルな感覚を思い出すと、地球に生きる存在として統合されます。自己信頼を取り戻し、地に足がついた安全な状態で、自ら光に気づき目覚めていけるお手伝いができれば幸いです。
Keiko Iris